き‐はだ【黄蘗】
(黄肌キハダの意) ミカン科の落葉高木。山地に自生。高さ25メートルに達する。葉は複葉で葉軸は赤い。雌雄異株。5〜6月頃黄緑色の小花を開く。秋、球形の黒い実が熟する。樹皮の内側が黄色で苦味がある。樹皮の生薬名を黄蘗オウバクといい、健胃剤や火傷の医薬として、また、黄色の染色に用いる。材は光沢があり、家具・細工物にする。きわだ。