こうや‐まき【高野槙】カウ
(高野山に多く産するからいう) 日本特産のスギ科の常緑高木。木曾地方より西に自生。高さ約40メートルに達する。樹皮は赤褐色でヒノキに似、葉は輪生。春、雄花・雌花を生じ、花後、球果を結ぶ。材は桶・船材・橋梁材としてすぐれ、樹皮は「まいはだ」と称し、水槽・船などの空隙をふさぐのに用いる。姿が美しく、庭園などにも栽植。ホンマキ。クサマキ。