とち‐の‐き【橡・栃】
トチノキ科の落葉高木。各地の山地に自生。高さは約25メートル、周囲は2メートルに達する。葉は長柄で対生。5月頃、枝頂に白色に紅のかかった花を多数つける。雌花・雄花、両性花がある。 果サクカは円錐形で3裂し、光沢ある褐色の種子をもつ。種子からあく抜きして澱粉を採り、また、栃餅・栃粥などに作る。材は板に挽き、また、刳物クリモノに用いる。庭木・街路樹ともする。別称ウマグリ(馬栗)は英語名の直訳。とち。7葉樹。「橡の花」は季節、夏 。「橡の実」は 季節、秋 。