希望の砦って知ってますか。現在の希望の広場前に設置してあった砦だそうです。という私(19期おみや)も現物を見たことがありません。
 今回、この希望の砦の再建プロジェクトが動き出しました。まだ、公社の方の正式OKのないままの発進となっていますが、人材の募集新しい砦のデザインを募集します。
宛先は、1期モヤシさんまでメール、またはカキコ板への書き込みでどうぞ。

やっぱり希望の砦といういうからには、希望をもった現役生の声が聞きたいです。新しい砦のデザインなんかを班会などで考えてもらえるとうれしく思います。 

希望の砦については、「御岳キャンプ30周年記念によせて」文集の10期こじっささんの文章にその様子が詳しいです。こじっささんの了解を得ましたので掲載します。
 自分の部屋に御岳関係の写真が飾ってある。一枚は同期男子の集合写真、もう一枚は、“希望の砦”の前でのスナップである。希望の砦を知っているCrは12期までだろうか? 確か、老朽化に伴い崩壊の危険があるとの話で解体が決まったと聞いた。このことはキャンプINするまで知らされていなかったと思う。あまりの唐突な話に驚いた記憶がある。解体の当日、記念に撮った写真が部屋にあるそれである。
 7月上旬、解体はあっけなく完了した。一台のブルドーザー(だったと思う)がキャンプ場に現れ、キャンプ場創設時からのシンボルであった砦をあっという間に崩し、木片の山を作っていった。
 普段は、そこに当然あるものとして存在していた砦がなくなったスロープは、なんだか日常と非日常の境がなくなった様に見えた。砦をくぐることで、日常から非日常への通過儀礼をカウンセラーは行っていたのではないだろうか? キャンパーに対するカウンセラーは非日常の自分であり、事務所(飯場)へ向かうカウンセラーは日常の自分自身に戻っていった様に思う。
 スロープをあがるとき、砦を見上げた。砦の隙間から青い空が見えた。そして、キャンパーの元へ走った。“希望は空にあるのだ。”そんなことを砦は語っていたように感じた。
 今では、希望の広場にその名前の一片を残すのみである。



1984年7月9日撤収


プロジェクト実行委員長1期モヤシさんより以下の案です。

上部に  @ 施工検討委員会 A 井桁の会
下部に  1 車両係 (バックホー、ユニック、ダンプ)
     2 機材 -1 (道具・・ボルト、ランマー等)  機材-2 (足場、丸太)
施工   3 大工、板金、ペンキ、左官 鍛冶屋 基礎工
安全衛生 4 (宿泊、食事面)
渉外、広報 5 (公社、現役、井桁の会)情報収集
会計   6 実行予算 立案 資金徴収、会計報告
 
以上組織を動かしての簡単な案を出しました。
先行で募集致します。上記施工者及び下記技術者(免許者)
3t未満の小型移動クレーン免許者、車両系建設機械免許者、足場施工技術者、地山掘削、及び土留支保主任者
以上、心得のある方及びあいつなら 他薦OK連絡下さい。実行予定、来年7月ワークキャンプ中の予定
尚、過去の写真を見ると立ち寸法6m丸太末口180が16本、上段に井桁組み3m末口150が20本のボルト組みのようです。
お願い   しっかりした図面や写真がありましたら送って下さい。

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